マンガでわかるお盆|第5話|精霊馬を作ろう

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ナスとキュウリに苧殻(おがら)を刺して、牛と馬に見立てた精霊馬をつくります。お盆の前になると、スーパーやホームセンターなどで苧殻(おがら)が販売されます。苧殻(おがら)は麻の茎から皮をはがして乾燥させたもので、麻がらとも言います。苧殻(おがら)のない場合は、割りばしで構いません。手足を取り付ける前に、ナスとキュウリに爪楊枝で下穴をあけて、苧殻(おがら)または割り箸の先を尖らせておくと、作業がスムーズです。

 

ナスとキュウリは、ヘタの方を牛と馬の頭に見立てます。キュウリの馬は足が速く、ご先祖様が少しでも早く家に帰って来られるように、ナスの牛はお土産の荷物を乗せて、ゆっくり揺られてあの世に戻れるようにとの願いが込められています。キュウリの馬は頭を精霊棚の内側に向けて、いかにも「ただいま、帰ったよ」という感じに飾ります。ナスの牛は頭を外側にして「行ってきます」と、出ていくポーズになります。地域によっては、どちらも同じ方向にして13日は内向き、16日は外向きに置いたり、玄関の方角に向けたりなどありますが、いずれもご先祖様が乗りやすいように心遣いを表しています。

 

マンガでケイ君が作ったナスの牛は、ヘタを上に向けていますが、下を向けて「どうぞ、お乗りください」と言っている様な姿もあり、各家庭でさまざまな形をしています。最近は、キュウリとナスをカービングして車やバイクの乗り物にしたオリジナルの精霊馬を作ったり、ちりめん細工の「精霊馬」もかわいくて夏場の暑さでも傷む心配がないと人気です。

 

引き続き「マンガでわかるお盆」を連載していきますので、ぜひご覧ください。

第1話「お盆ってなぁに」

第2話「お盆の時期は?」

第3話「お盆の流れは?」

第4話「お仏壇をお掃除しよう」

第6話「盆提灯は何のためにあるの?」

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このコラムについては
八木研の広報企画室勤務。働くママ目線で、お客様の役立つ情報を発信していきたいです。