マンガでわかるお盆｜第3話｜お盆の流れは？

お盆は、ご先祖様が家に帰ってくる、年に一度の大切な期間です。

お盆の支度というと何だか難しく感じるかもしれませんが、ご先祖様をおもてなしする準備と思えば気持ちも明るくなりますね。

とはいえ現代の住宅環境では、故郷が遠くてお墓参りに行けなかったり、マンションやアパートの集合住宅では火気厳禁のため迎え火・送り火を焚けないということもあります。もし、お盆の期間は都合が悪くてお墓参りに行けないことが分かっている場合は、早くても構わないので行ける時にお墓参りをしておき、お盆の期間は家にご先祖様をお迎えして、感謝しながら過ごしましょう。火を使えない場合は、盆提灯を迎え火の代わりにします。13日の夕方に盆提灯の明かりを灯し、ご先祖様が迷わず家へ帰ってこられるように目印とします。

全てできなくても、できる範囲でお盆の準備をして、ご先祖様に感謝の気持ちを伝えたいですね。

また、故人が亡くなってから四十九日が過ぎて、はじめて迎えるお盆を初盆（はつぼん・ういぼん）、新盆（にいぼん・しんぼん・あらぼん）と言います。親族や親しい友人を招いて法事をしたり、集まってくれたお礼にとして会食を開いたり、通常よりも手厚く供養するので、早めに準備する必要があります。

引き続き「マンガでわかるお盆」を連載していきますので、ぜひご覧ください。

◀第１話「お盆ってなぁに？」

◀第２話「お盆の時期は？」

第４話「お仏壇をお掃除しよう」▶