火立とは

火立について

火立(ひたて)とは、ロウソクの火を灯すための仏具です。ロウソク立てや燭台(しょくだい)ともいいます。お供えをしたロウソクの火は灯明と呼ばれ、闇を照らして導いてくれる仏様の知恵を意味しています。

火立とは

火立の使い方

火立は「ローソク立て芯」に立てたロウソクか、現代仏具に付属しているカップ型ロウソク「セーフティキャンドル」に火を点けてお供えします。お参りした後、火を息で吹き消しそうになりますが、マナー違反です。口から出る息は穢れていると考えられており、手で扇ぐか火消しを被せて消すようにしましょう。また、着火・消火の両方が簡単に出来る火消しキャップ付ライター「つくつく帽子」が便利です。

取扱いの注意

仏壇の多くは木製なので、火に近づけると焦げたり燃えたりします。火立を使う時は、必ず仏壇の外に火立を出してロウソクを点けます。火立は経机の上に置くか、スライド式の須弥壇や膳引きを手前に引き出して設置します。また、火の近くに燃えやすいものを置かない等、取扱いにご注意ください。

ロウソクの種類

現代仏具に付属している「セーフティキャンドル」は、アルミ製のカップに入っているのでロウが流れず、炎の小さい安心なロウソクです。一般的なロウソクを立てて使いたいときは「ローソク立て芯」が便利です。ロウの溶け残りが少なくて、きれいに燃え切ります。また、火の取扱いが心配な方のために、電池式で炎のようにまたたく「LEDローソク」もあります。

ロウソクの種類