春を感じるモダン仏具
お彼岸に、ぼたもちのお供えはいかがでしょうか。ぼたもちは4月~5月に咲く牡丹の花を見立てて、大きくて丸い形から「牡丹みたいな餅」の「ぼたもち」になったとか。牡丹は中国で漢方薬の材料として重宝され、その優雅で豪華な姿は百花の王と称されています。王者の風格を持つ牡丹から名前をもらったぼたもちなら、きっとご先祖様に喜んでいただけるでしょう。
ぼたもちと同じように植物からイメージして、デザインされた仏具が「バース」です。春になったら一斉に萌え出る木の芽から連想しました。伸びやかに立ち上がり、ぷっくりと膨れた形には、植物の力強さと可愛らしさが表現されています。
モダン仏具 バース
モダン仏具 バース
表面は伝統技法によって、職人が一つひとつ丁寧に色付けをしています。風格のあるブラウンは重なり合う落ち葉のような模様の仕上りです。少し金色を帯びているシルバーはしっとりと奥深い輝きを纏って。発色の良いブルーは、凹凸が生み出す陰影が見飽きることのない味わいを引き出しています。
もっと詳しく知りたい方は、デザイナーのコラム「バースのデザインと特徴について」をご覧ください。モダンな仏具を生み出した高岡銅器の伝統的な着色法を紹介しています。
例えば、赤っぽい10円玉が青緑色に変化するのは、長い年月で10円玉の銅が大気中の水分や二酸化炭素などに反応して、緑青(ろくしょう)と呼ばれる被膜を形成したからです。長い年月をかけて生じる自然な化学反応を、酢酸やアンモニアなどの薬品を塗布して人工的に作り上げています。化学反応は、その日の気温や湿度で変化することもあり、培われた職人の経験が活かされています。
受け継がれてきた技から生まれる色の芸術を、ギャラリーメモリアにてご堪能ください。
もっと詳しく知りたい方は、デザイナーのコラム「バースのデザインと特徴について」をご覧ください。モダンな仏具を生み出した高岡銅器の伝統的な着色法を紹介しています。
例えば、赤っぽい10円玉が青緑色に変化するのは、長い年月で10円玉の銅が大気中の水分や二酸化炭素などに反応して、緑青(ろくしょう)と呼ばれる被膜を形成したからです。長い年月をかけて生じる自然な化学反応を、酢酸やアンモニアなどの薬品を塗布して人工的に作り上げています。化学反応は、その日の気温や湿度で変化することもあり、培われた職人の経験が活かされています。
受け継がれてきた技から生まれる色の芸術を、ギャラリーメモリアにてご堪能ください。
よみもの
2016年3月18日
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八木研の広報企画室勤務。働くママ目線で、お客様の役立つ情報を発信していきたいです。