仏壇の種類
仏壇は大きく分けて「金仏壇」「唐木仏壇」「現代仏壇(モダン仏壇・家具調仏壇)」の3タイプがあります。「現代仏壇」は株式会社現代仏壇の登録商標です。1984年にリビングに合う仏壇を発表して以降、パイオニアとして新商品を開発しつづけています。
現代仏壇(モダン仏壇・家具調仏壇)
インテリア性が高く、現代の住まいと調和するデザインの仏壇です。家族の集まるリビングや食卓を囲むダイニングなどに置くことができて、全ての宗派に対応しています。インテリアに合わせて選べるように様々な材質で作られていて、洋家具によく使われているウォールナットやメープルから伝統的な漆塗まであり、ガラスや金属などの素材も取り入れています。
新しい祈りのスタイル
現代仏壇は、宗教の教えに沿った祀り方はもちろん、故人を中心に偲ぶ供養にも対応しており、多種多様なスタイルでお祀りできます。また、収納付きの大型から棚に置く小さなものまで幅広くサイズ展開しており、仏壇の置き場所を選びません。お一人おひとりの想いに応えてカタチにする、新しい祈りのスタイルです。
金仏壇
金仏壇は、漆黒の塗面に金箔や金粉で装飾を施した仏壇で、塗り仏壇とも言います。寺院を模した形は、「お寺のミニチュア」と言える荘厳な輝きに包まれており、真宗系の宗派で使われることが多いです。古くは漆塗りでしたが、近年はカシュ―や化学塗料を使ったり、蒔絵をシルクスクリーン印刷にしたりして、価格を抑えたものもあります。
代表的な金仏壇の産地
山形仏壇、新潟・白根仏壇、三条仏壇、長岡仏壇、飯山仏壇、三河仏壇、名古屋仏壇、金沢仏壇、七尾仏壇、彦根仏壇、京仏壇、大阪仏壇、広島仏壇、八女福島仏壇、川辺仏壇
唐木仏壇
真宗以外の宗派でよく使われているのは、シタンやコクタン、タガヤサンなどの銘木を用いて、美しい木目を活かした唐木仏壇です。熱帯地方で自生するこれらの銘木は、古くから家具や楽器に珍重されており、中国を経て日本に輸入されたため「唐木」と呼ばれるようになりました。正倉院には、遣唐使が持ち帰った唐木細工が数多く保管されています。また、唐木に限らず、木目を活かした伝統型の仏壇であれば、屋久杉やケヤキなど日本の銘木で作られたものも唐木仏壇といいます。
唐木三大銘木
唐木仏壇は材質が希少なものほど高価になり、加工方法によっても価格に影響します。