曹洞宗の仏壇の飾り方

曹洞宗について

曹洞宗は、鎌倉時代に道元禅師が中国の宋から日本に伝えた宗派です。お釈迦さまから受け継がれてきた「正伝(しょうでん)の仏法」を依りどころとしています。無我無心で座禅を組むと万法に証せられ、そのまま仏となって「即心是仏(そくしんぜぶつ)」を会得するとしています。また、食事や掃除などの日常生活においても、座禅と同じ価値を見出して修行の一環として行われます。

洞宗について

曹洞宗の宗派

曹洞宗には分派がなく、「曹洞宗」という一つの宗派に二つの大本山があります。道元禅師が永久の平和を願って名付けたと言われる永平寺と、道元禅師の教えを全国に広めた瑩山禅師の總持寺です。当時の總持寺は石川県輪島市にありましたが、明治31年(1898年)に火災で焼失してしまったため、明治44年(1911年)に現在の場所に移りました。

曹洞宗の宗派
大本山 永平寺(福井)
大本山 總持寺(神奈川)

曹洞宗の飾り方

曹洞宗のご本尊は仏教のはじまりであり、座禅で悟りを開かれた釈迦如来をお祀りします。向かって右側には、高祖の承陽大師(道元禅師)を、左側には太祖の常済大師(瑩山禅師)を飾ります。

曹洞宗の飾り方