茶湯器とは

茶湯器について

茶湯器(さゆき・さとうき・ちゃとうき)とは、お水やお茶を入れてお供えする器のことで、茶器(ちゃき)とも呼ばれます。

茶湯器とは

茶湯器の使い方

毎朝、茶湯器にお水かお茶を入れてお供えをします。お参りをした後に茶湯器を下げて、そのまま洗い流します。地域によっては「餓鬼(がき)に施せ」と唱えて庭や流しに撒くこともあります。
また浄土真宗では、阿弥陀如来のいらっしゃる極楽浄土に八功徳水(はっくどくすい)という優れた八種類の水が満ちているのでお水やお茶をお供えする必要がないという教えがあります。しかし、故人への想いや飲み物に困らないことを感謝する気持ちから茶湯器を使う方もいらっしゃいます。

茶湯器の種類

昔の茶湯器は、蓋付きのものが主流でした。モダンな現代仏具には蓋がなく、金属製や陶磁器、ガラス製など様々な素材で作られています。