浄土宗の仏壇の飾り方
浄土宗について
浄土宗は、鎌倉時代に法然上人が開いた宗派です。阿弥陀如来の救いを信じて「南無阿弥陀仏」の念仏を称えることで、安らかな日々を送り極楽浄土に往生できると説きました。出家した僧侶には戒律があり、明治以前は肉食妻帯が許されませんでした。
浄土宗の宗派
法然上人の開いた浄土宗は、長い歴史の中でいくつにも分かれました。明治時代に鎮西派(ちんぜいは)が中心となってまとめたのが、宗教法人浄土宗です。分派した中には、浄土宗西山派と浄土宗西山深草派、西山浄土宗、そして親鸞聖人が開いた浄土真宗もあります。
【浄土宗(鎮西派)の総本山と七大本山】
総本山 知恩院、正式名は華頂山知恩教院大谷寺(京都)大本山 増上寺、正式名は三縁山広度院増上寺(東京)
大本山 金戒光明寺(京都)
大本山 百萬遍知恩寺、正式名は長徳山功徳院知恩寺(京都)
大本山 清浄華院、正式名は大本山清浄華院(京都)
大本山 善導寺、正式名は井上山光明院善導寺(福岡)
大本山 光明寺、正式名は天照山蓮華院光明寺(神奈川)
大本山 善光寺大本願(長野)
浄土宗の飾り方
中央にはご本尊の阿弥陀如来をお祀りします。右側に中国の唐で浄土の教えを確立した善導大師、左側に宗祖の法然上人を飾ります。