Memoria familiare~繋がる命
みなさま、こんにちは。ギャラリーメモリア名古屋栄店です。
夏の気配が残る今日この頃ですが、一刻一刻と季節は秋へ移り変わり、まもなく「秋彼岸」を迎えます。秋分の日を中心とした一週間を「秋彼岸」といい、家族そろってお墓参りに行かれる方も多いのではないでしょうか。
そもそも「秋分の日」とは、“祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ”日。
元々農村部では春分の頃に豊作を祈り、秋分の頃に豊作を祝う自然信仰が根付いていたこともあり、山の神様である祖先の霊を春分以前に山から里に迎え、秋分以降に里から山へ送る儀式が行われていました。仏教の浸透とともに秋分は「秋の彼岸」として祖先を供養する意味を持ち始め、1948年には国民の祝日として制定されます。
「彼岸」とは、仏教用語で『煩悩に満ちた世界から解脱した悟りの世界』のことで、つまり亡くなったご先祖様の霊が住む世界です。わたしたちには顔が思い浮かぶ身近なご先祖様から遠い昔のご先祖様まで、たくさんのご先祖様がいらっしゃいます。そしてそのご先祖様はわたしたちをいつも慈しみの眼差しで見守ってくださっているのです。
心地よい秋の風を感じながらお仏壇の前で、いつもよりゆっくりとご先祖様に感謝の祈りを運ばせて頂く、そんな穏やかな過ごし方も素敵ですね。
今回はコンパクトながら機能性も抜群の「クォークプラス」で位牌中心の祀り方をご紹介。
上品であたたかみのあるウォールナット材の柾目をつかい、直線と曲線がバランスよく組み合わさったおしゃれなデザインが特徴。足元の軽やかさを演出する粋な匠の技が光ります。何よりL字型の扉が空間の広がりを感じさせてくれます。
たくさんのお位牌を祀っても十分なスペースがあり、ご先祖様もゆったりとおくつろぎ頂けそうですね。さらに空間をよりいっそう高級感あふれる特別なものにするために、光彩が美しいアンバー色のガラス仏具「ブルボ・アンバー」をコーディネートしてみました。
ひとりの人間の背後には、約二万人のご先祖様がいらっしゃると言われています。今と違い医療が発達していなかった時代に生き抜いていくことがどれほど困難なことだったでしょう。今こうして生きているわたしに、あなたに命を託してくださったご先祖様。繋がる命のなかに込められた思い、それはただ生きていてほしい、そんな純粋な願いではないでしょうか。
わたしが生きている
あなたが生きている
それだけのことでしあわせに思う人がどれほどいるでしょう
その人のためにこころを込めてていねいに生きる一日一日
そのつみかさねが命を繋ぐこと
お仏壇の前で静かに目を閉じたら、「ありがとう、ありがとう!」と声なき声が聞こえてきそうです。「生きていてくれて、ありがとう!」そんなふうに思ってもらえる生き方ができたら素敵ですね。
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