宮城県美術館「ウィリアム・モリス」展覧会にちなんだモダン仏壇のご紹介
2020年6月16日
暑さも厳しくなってきた今日この頃、皆様どの様にお過ごしでしょうか?ギャラリーメモリア仙台店が面する青葉通では、欅の木が通り沿いに植えられています(のちに青葉通から広瀬通へ移転しました)。美しい欅が青々と生い茂る様子に夏の訪れを感じますね。
さて、現在宮城県美術館では「ウィリアム・モリス 原風景でたどるデザインの軌跡」という展覧会が行われています。
モダン・デザインの父とも称されるウィリアム・モリス。彼は先駆的なデザイナーとして、アーツ・アンド・クラフツ運動を先導しました。
こちらの展覧会では、幼少期や学生時代から晩年に至るまで、全6章という大ボリュームの展示を通して、デザイナーとしてのモリスの生涯を紐解いております。今回はそちらに因みまして、仏壇「ウィロー」をご紹介いたします。
何が関係あるのかと申しますと、背板に使われたこちらの京からかみ。なんとウィリアム・モリスがデザインした代表作「ウィロー・ボウ」のパターンが採用されているのです。
柳をモチーフにしたこの図案は、柔らかくカーブした葉のラインが美しく、優しい印象です。
熟練の京からかみ職人が、一枚一枚丁寧に手刷りしておりますので、手作業ならではの温かみを感じられるのではないでしょうか。
3通りのコーディネートのお写真をご準備してみました。木、ガラス、漆、どのお道具にもよく合い、優しい雰囲気にまとめ上げます。
展覧会では「ウィロー」の基になった、「柳の枝」という作品も展示されております。
作品をご覧になった後、是非、ギャラリーメモリア仙台広瀬通(旧:仙台青葉通店)にお立ち寄り頂き、見比べて頂くのも楽しいかもしれないですね。
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