伝統を伝える竹中大工道具館と、組子細工のお仏壇『バラード』
2018年5月15日
ギャラリーメモリア大阪本町店よりレポートいたします。
先日、木材について改めて学ぶべく、神戸市にある「竹中大工道具館」へ行って参りました。
入場券はなんと鉋のカタチをしていて、遊びゴコロが感じられます。
1階から地下2階までのフロアには古代から現代に至るまでの大工道具の歴史や建築技術に関する書物、設計図、実際の木材が並んでおり、ひときわ目をひく唐招提寺の柱の原寸大模型が建物の中心を貫いております。
壮大な建築物を眺めながら、日本建築の高度な技術と繊細さに何度も感嘆の声をあげておりました。
日本の大工道具一式179点。中国やヨーロッパの職人さんが持つ50~60点に比べ実に3倍もの種類の道具を使い分け、細かなところまで精巧に作り上げておられます。
その中でも特に目を奪われたのは江戸中期の茶室の傑作、大徳寺玉林院の蓑庵(さあん)をモデルにした茶室で、職人技がわかるよう建具の一部が取り外されています。
茶室の脇にある繊細な組子細工に思わずズームしてシャッターを切りました。飛鳥時代から長い年月をかけて磨きぬかれた木工技術「組子」。
その「組子」の技術を使った現代仏壇、「バラード540」をご紹介します。
ウォールナット製で、仏壇の内部に組子とタペストリーガラスを組み合わせライトアップさせることにより穏やかな雰囲気を作り出しています。モダンすぎず落ち着いた雰囲気をお好みの方にも好評です。
ぜひギャラリーメモリア大阪本町店に見にいらして下さい。
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