【大阪本町店】-輪島塗-その深遠なる美の世界
2024年5月17日
■輪島塗 その深遠なる美の世界
最高級漆器の代名詞とも言える輪島塗。国で定められた130以上の工程をすべて経たものだけが「輪島塗」と呼ばれ、国際的に高い評価を得ています。伝統工芸士たちが、沈金(ちんきん)、蒔絵(まきえ)、螺鈿(らでん)などの技法で漆塗を彩り、高い芸術性を誇るものばかりです。時間と手間を惜しまず、繊細な手技で作り上げられた位牌は、故人を象徴する大切なものにふさわしい逸品です。
・沈金(ちんきん)
沈金刀で模様を彫り込み金粉などを埋め込む技法
・蒔絵(まきえ)
漆で描いた模様の上に金粉や顔料を蒔いて付着させる技法
・螺鈿(らでん)
模様型に切った貝を漆で埋め込み炭で研ぎ出す技法
・平文(ひょうもん)
金属板を切った模様を漆で塗り重ねて最後に研ぎ出す技法
培われた日本の伝統工芸とモダンデザインを結合して現代の感覚にマッチする位牌にしました。
可愛らしい苺と花模様をあしらったミニ仏壇「一期Ⅱ」に、桜を沈金で鮮やかに表現した位牌「プランタン」をコーディネートしました。故人様がお好きだった花や、面影が感じられる位牌をお祀りすることで、手を合わせた時に懐かしい思い出が浮かび故人様を身近に感じられます。