イタリア製仏壇フェスタで秋のおもてなし ~イタリアが世界に誇る象嵌~
ギャラリーメモリア名古屋栄店です。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。賑やかな蝉の声もいつの間にか消えていき、暑さも少しずつ和らいできました。草むらの中からは蟋蟀の鳴き声が聞こえ、心地よい音色に思わず耳を傾けてしまいます。
おとなしくひかえめに咲く萩は、紫がかったピンクが大人びていて、おませな少女のよう。ひっそりと秋の気配を感じ、季節の移り変わりを楽しめることがしあわせです。
そう言いながらも、9月に入ると途端に残された月日を数えてしまう悲しい性。「今年もあと4か月かあ・・・。」とつい口にしてしまうわたし。
いいえ!「今年はまだ4か月もあるじゃない!!」と前向きに気持ちを切り替えて、一日一日をていねいに大切に、そして元気よく過ごしていきたいなあと思います。
さて、お盆が終わると次は秋のお彼岸ですね。コロナ禍で遠出が難しい今、お墓参りに行かれる方が増えているようです。
もちろん感染対策は十分にし、混雑時は避けてお出かけされるよう工夫をして。むしろこういう時期だからこそ、ご先祖さまへ向ける感謝がいっそう深まるのではと思わせて頂きます。
今回のテーマは、『イタリア製仏壇・フェスタでお迎えする秋のお彼岸』。現代仏壇の代名詞とも言える「イタリア・シリーズ」から【フェスタ】のご紹介です。
イタリアの象嵌技術は最高峰と言われ、その象嵌技術を仏壇と融合させてしまうという、なんとも斬新なアイデア!現代仏壇のパイオニアだからこそ実現可能な世界観です。象嵌の中の一つ「木工象嵌」は、薄い木をパズルのパーツのように組み合わせ、木の風合いや木目を生かし、素材が持つ色の濃淡で光や影を表現していく技法のこと。ひと言であらわすなら『木で出来た絵画』でしょうか。
優美で繊細な装飾は、ヨーロッパでは古くから家具や楽器の装飾として人々に親しまれてきました。現存する最古の木工象嵌は、エジプトのツタンカーメン王の副葬品であったスツール。カイロのエジプト美術館に展示されています。
【フェスタ】は、大変貴重なバーズアイメープルを贅沢に使用し、さらに豪華な象嵌を施したゴージャスなお仏壇。扉を閉じるとパルテノン神殿を思わせる柱がアクセントになり、荘厳な雰囲気を醸し出しています。またバーズアイメープルの美しい杢目をいっそう引き立たせるかのように、ウォールナットの珠杢で扉や背板、須弥壇を縁取り。まさに絢爛豪華とはこのことではないでしょうか。マエストロの見事な熟練技に思わず「ブラーヴォ!!」と称賛したくなります。
イタリア製仏壇は意外なことに和室にも驚くほどしっくりと馴染み、世代を超えて受け入れられてきました。
今回はイタリアが世界に誇るヴェネツィアンガラス仏具でコーディネート。白檀の截金のお仏像の神々しいお姿も素晴らしいですね。ただ、残念なことに【フェスタ】は、現在は廃盤商品となってしまい、お作りすることができなくなりました。展示する店舗もわずかという状況。ご検討の方は、ぜひお早めにお問い合わせ下さいませ。
秋のおもてなし
お彼岸が近づくといつも深く思うことがあります
わたしのいのちは
わたしだけのものではないということ
あなたのいのちも
あなただけのものではないということ
わたしのいのちも
あなたのいのちも
たくさんのご先祖さまが今日まで
いのちを繋いできてくださったあかし
いのちがあることは
決して当たり前ではないのです
いのちがあることは
そのいのちを生かしきっていくことなのです
いのちを生かしきっていくこと
それは身近なかたによろこんでいただくことなのです
いつもにこにこやさしい笑顔
いつもほっこりあたたかい言葉
不安な世の中だからこそ 厳しい世の中だからこそ
やさしい笑顔やあたたかい言葉が
どれほどこころを潤していくことでしょう
それがみ仏さまの慈悲の世界
ご先祖さまもそんな姿を「素晴らしいなあ!」と
なによりお喜びくださることでしょう
それでは、みなさま穏やかなお彼岸をお迎え下さいませ。
お問い合わせ先
ギャラリーメモリア名古屋栄店
電話: 0120-596-971
メールアドレス: nagoya@memoria.jp
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