精霊馬とは?簡単な作り方

お盆の飾りと言えば「精霊馬(しょうりょううま)」ですが、どんな意味があるのかご存知でしょうか?

キュウリとナスは、お盆に家へ戻ってくるご先祖様の乗り物です。キュウリは、ご先祖様が早く帰って来られるように脚の速い馬として、もう一方のナスは、揺られながらゆっくりと戻れるように牛として見立てられています。お盆の期間は、キュウリの馬は盆棚のほうへ向けて、ナスの牛はその逆向き飾ります。

精霊馬の簡単な作り方を3ステップでご紹介いたします。

  1. 材料を用意する(キュウリ、ナス、割りばし)

  2. 割りばしを脚の長さに切る

  3. キュウリとナスに脚を挿す

1. 材料となるキュウリとナスを一つずつ、脚の素材になるものを準備します。今回は脚として、コンビニのお弁当に付いていた丸棒タイプの割りばしを使います。古くからの習わしでは、脚にオガラという植物の麻の皮を剥いた茎の部分を使っていました。麻は神聖な植物として大切に扱われ、その繊維は糸や縄、衣服などに加工しており、各地で栽培されていたのです。今でもお盆の時期になると、スーパーやホームセンターで売られています。
2. 脚の長さを揃えるため、割りばしに印をつけてカッターで切ります。硬いので一度に切ろうとするとケガをする恐れがあります。割りばしを回しながらカッターの刃を切り込み、だんだん深く彫るようにすると切れます。
3. カットした割りばしをキュウリとナスに挿せば、精霊馬の出来上がり。キュウリとナスは少し曲がっている方が、動物っぽい感じになります。簡単に作れますので、お盆に帰省されたお孫さんやお子様と一緒にチャレンジしても良いですね。

不器用で作れない、暑くて食べものが傷みそうだから心配という方はちりめん細工の精霊馬はいかがですか?小さくて置き場所をとらず、何度も使えるから経済的にもおすすめです。京都の職人が一つひとつ手作りしていて、柔らかな肌触りにあたたかみが感じられます。

ちりめん飾り 精霊馬




 
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