桜の仏壇

会社近くの公園で、桜が満開になりました。平年より少し早い開花となり、写真は4月2日の様子です。春のぽかぽか陽気に誘われて、桜を眺めながらお弁当タイムをのんびりと過ごしました。

この桜はソメイヨシノと言って、江戸末期に染井村の植木職人がエドヒガンとオオシマザクラを交配させて作った品種です。圧倒的に人気があり、学校や公園、河川敷など人の集まる場所に植えられているので、桜と言えばソメイヨシノを連想されると思います。でも、ソメイヨシノが作られる以前から桜は好まれており、小倉百人一首にも詠われています。

もろともに あはれと思え山桜 花よりほかに知る人もなし

(大僧正 行尊)

いにしえの奈良の都の八重桜 けふ九重ににほひぬるかな

(伊勢大輔)
また、桜は美しい花だけでなく、木材としても古くから愛好されてきました。

サクラ材の木肌はなめらかで、シルクのように艶やかな光沢を纏っています。写真のカンナライトは、サクラ材を用いた小さな仏壇。サクラ材のやさしい木目が、扉のゆるやかなカーブを包んでいます。その可愛らしい雰囲気を、ウォールナット材の取っ手が絶妙なバランスで引き締めて、やわらかさの中にシャープさを兼ね備えたデザインです。

 

サクラ材は、ほんのりとピンク系の黄褐色をしています。写真は光を当てているので、木目がはっきりと浮き出ていますが、本物はもう少し淡い感じです。

 

仏具の香炉に水を入れて、公園で拾った桜の花を浮かべました。ご先祖様に春を感じていただくように、こんな花だよりはいかがでしょうか。
カンナライトのもう一つの特長は、須弥壇の位置を上下前後に変えられることです。コンパクトサイズの仏壇は、ご本尊やお位牌が入らない場合があるため、対応できるように考案されました。須弥壇の位置を変える手順を説明いたします。

  1. 最初に、裏の背板にある穴に指を掛けて、上に持ち上げます。

  2. 次に、手前に引きます。これで背板を取り外すことができます。

  3. 須弥壇の棚板を後ろへ引き抜きます。

  4. 須弥壇の棚板をウォールナット材の桟にのせて位置を変えます。※分かりやすいように、一番上の段にセットしました。

  5. 最後に、手順2で外した背板を差し込んで元に戻します。


 
写真では、須弥壇をひとつ上げて、最上段に変えました。ウォールナット材の桟は、21㎜ピッチで4段あります。須弥壇をお好みの高さにすることができて、前後に動かせるから機能的です。

姉妹品のカンナダークも同じ仕様です。

ご来店の際は、小さい仏壇「カンナライト」の機能にご注目ください。



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八木研の広報企画室勤務。働くママ目線で、お客様の役立つ情報を発信していきたいです。