仏壇を処分する前に知っておきたいこと

仏壇を処分する前に知っておきたい仏壇の意義とは?

週刊大阪日日新聞に「今知りたい、仏壇の役割 日本人の“心のよりどころ”精神的な健康も」という記事タイトルで現代仏壇が紹介されました。取材しに来てくださったのは、30代の記者さん。「仏壇は黒くて金ピカで大きいもの」というイメージだったので、初めて現代仏壇を見たとき「こんなにおしゃれな仏壇があるんだ~」と驚いたそうです。近年、必要ないモノを捨てて、モノへの執着から離れる断捨離がもてはやされ、仏壇を処分する「仏壇じまい」をする人が増えています。宗教心はないという記者さんが、今まで取材した経営者の方から聞いた話や経験を通して見付けた「仏壇の意義」とは?ぜひ、仏壇を処分する前に週刊大阪日日新聞の記事をご一読ください。

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仏壇を処分する前に行う閉眼供養とは?

仏壇の必要性や意義は分かっていても、施設に入居するとき置き場所に困ったり、子供が結婚して引き継ぐ人がいなかったり、どうしても「仏壇じまい」せざる得ないことはあるでしょう。先祖代々受け継いできた仏壇はもちろん、歴史が浅くても仏壇は“心のよりどころ”なので、家族や親族とよく話し合い、納得できる処分の方法を取りたいものです。

仏壇は新しく購入した際に、開眼供養(かいげんくよう)を行います。開眼法要や入魂式、魂入れなど呼び方は色々ありますが、もともとは新しく仏像を造る際、最後に僧侶が眼を描いて魂を迎え入れた儀式だったそうです。つまり仏壇には魂が込められているので、処分する前は閉眼供養(へいげんくよう)で宿っている魂を抜いて普通のモノに戻します。ちなみに浄土真宗では魂という概念がないため、新しく迎えた時は「入仏法要」を、仏壇を処分する時は「遷仏法要」が行われます。魂を入れたり抜いたりするなんて、まるで幽霊や超能力といったスピリチュアルな話でウソくさいと思う人も多いかもしれません。しかし、古来よりモノに魂が宿ると考えられ、今でも人形供養や針供養が各地で行われています。精神的支柱である仏壇も感謝の気持ちとともにきちんと供養すれば、心の整理がついてスッキリするのではないでしょうか。

閉眼供養の手順と費用の相場は?

仏壇を処分することが決まったら、お付き合いのあるお寺様に連絡して、閉眼供養をしたい意向を伝えます。事前に家族と親族のスケジュールを確認しておくと、お寺様との日程が調整しやすくなります。その時にお供えなど必要なものをお聞きしましょう。閉眼供養の御礼としてお布施も準備しておきます。お布施は読経していただいた感謝の気持ちなので、具体的な金額にできません。そのためお寺様に質問する場合は「いくらですか?」と聞くより「みなさん、どれぐらいお包みされていますか?」と目安を尋ねるほうが答えやすくなると思います。費用の相場は地域や宗派によって異なりますが、3~10万円が一般的です。遠方から来ていただく場合は、御車代として5千円~1万円ほど別にお渡しします。最近はお付き合いのあるお寺様がいないという方も増えています。親族に相談してお寺様を紹介してもらうことや、僧侶を派遣するサービスを使うなどの方法があります。

仏壇を処分する方法は?

魂を抜いた仏壇の処分方法は4つあります。

1つ目は、閉眼供養を行なったお寺様で、仏壇を焼いて天に還す「お焚き上げ」をする方法です。敷地にお焚き上げ場のない場合もありますので、まずはお寺様に相談してください。

2つ目は、仏壇店を利用する方法です。当社直営のギャラリーメモリアは、仏壇の買い替えにあたり古い仏壇の引き取りを行っています。最近は大きな仏壇から小さいミニ仏壇への買い替えが増えていて、新しい仏壇はお寺様を呼ばず、位牌や写真立てを中心に祀るという方もいらっしゃいます。

3つ目は、自治体の粗大ごみに出すという方法です。粗大ごみの出し方やルールは地域によって異なり、事前予約制だったり小さく解体するなど条件付きだったり、そもそも仏壇は回収しないという自治体もあるので注意が必要です。

4つ目は、専門業者に依頼する方法です。仏壇と一緒に不用品も回収してくれる業者もあるので、まとめて処分したいという方には便利です。

まとめ

仏壇は身近な宗教用具のため、家具や電化製品のように今すぐ捨てるというわけにはいきません。きちんと以下の手順を踏んで処分しましょう。

①家族・親族に相談する

②お寺様に連絡する

③閉眼供養を行う

④仏壇を処分する

少しでも不安があれば、お近くのギャラリーメモリアにご相談ください。専門知識の豊富なスタッフが丁寧にお答えいたします。皆さまのお越しをお待ちしております。

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八木研の広報企画室勤務。働くママ目線で、お客様の役立つ情報を発信していきたいです。