仏壇の引き取り・処分について

最近は、新築やリフォーム、引っ越しなど、住まいが新しくなるのを機に、仏壇を買い替えるケースが増えています。仏壇の買い替えは、ご先祖様と仏様の家を新しくするのと同じこと。「自分たちだけ新築に住むのは申し訳ないから・・・」と、仏壇の置き場所を設計するために建築家を連れて来られるお客様もいらっしゃいます。
「でも、これまでの仏壇はどうすればいいの?」受け継がれてきた仏壇だけに、粗末なことをしたくないと思われることでしょう。お寺様で「魂抜き」や「御霊抜き」、「閉眼供養」と呼ばれる法要を行っていただいた後に、買い替えをされた仏壇店が丁寧にお引き取りをいたします。

引き取りの前に仏壇の幅と高さを測って、運び出せるかどうか調べてください。昔は仏壇を設置してから家を建てる風習があり、仏壇と鴨井(かもい)がぴったりで引き出せなかったり、出入り口が狭かったりすることがあります。

また、仏具や経本、経机などを残すのかどうか、判断に迷った場合はお寺様にご相談されると良いでしょう。引き出しの中身はもちろん、台輪という仏壇の一番下が収納になっていて宝くじが出てきたという話も聞きます。一度、整理されることをお勧めいたします。
お母様がご存命だったころ、「現代仏壇に買い替えて、お父さんと一緒にしてね」と仰ったので、その通りに買い替えたお客様がいらっしゃいました。古い仏壇を整理していると、中からお母様の筆跡で「仏壇購入の足しにしなさい」というメモと、50万円の入った封筒が見つかったそうです。買い替えの金額とほぼ同額。「まるで導かれたようだ」と涙ぐまれておられました。

大切な仏壇をお引き取りさせていただくので、丁寧かつスムーズを心がけております。仏壇のお悩みは、些細なことでもお気軽にご相談ください。

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八木研の広報企画室勤務。働くママ目線で、お客様の役立つ情報を発信していきたいです。