仏壇の北向きはダメ?その理由とたった2つの対策

仏壇の置き場所について「北向きは縁起が悪い」「北向きは避けなさい」と言われたことはないですか?実のところ、仏壇の向きや置き場所、方角に決まりはありません。仏教には十方諸仏という考え方があり、あらゆる方角に仏様がいるので、どの向きに仏壇を置いても良いのです。(詳しくは「初心者もわかる!仏壇の最適な向き・置き場所・方角のポイント」をお読みください。)では、どうして北向きはダメと言われるようになったのでしょうか?その理由とたった2つの対策、そして仏壇の置き場所で気を付けたい3つのポイントを解説いたします。

 

「仏壇の北向きはダメ」と言われる理由と対策

昔の家は、照明が暗かったので、南に大きな窓を作って太陽の光を取り入れ、室内を明るくしていました。今でもマンションで人気なのは、日当たりの良い南向きの部屋ですよね。仏壇を北向きに置くと、窓が塞がれて室内が暗くなり、仏壇に直射日光が当たって劣化するため「北向きはダメ」と言われるようになったそうです。つまり、北向きでも窓のない壁に配置するか、遮光カーテンやブラインドで直射日光を遮るか、2つの対策のどちらかすれば問題ないのです。

仏壇の置き場所で気をつけたい3つのポイント

仏壇はどの向きに置いても大丈夫です。とは言え、仏壇の置き場所がどこでもいいわけじゃなく、長持ちさせて次世代に引き継ぐために気を付けておきたい3つのポイントがあります。

1.直射日光に当てない
太陽光の中に含まれる紫外線に長時間さらされると、日焼けや変色、劣化の原因になります。特にデリケートな漆塗や本革は、影響を受けやすいため避けてください。

2.冷暖房機の風に当てない
冷暖房機の風に直接当たることで急激な温度変化をおこし、塗装が白く濁ったり剥がれたりします。また、木材が乾燥して反ったり割れたりする場合があります。

3.壁との間に隙間を作る
生活する上での適正湿度は40~60%と言われています。木材は湿度の吸収と放出をするため、乾燥すると縮んでひび割れたり、湿度が高いと膨張したりします。湿度65%以上になるとカビが発生しやすくなるため、仏壇を壁から5㎝ほど離して空気の流れを良くしましょう。

まとめ

「仏壇の北向きはダメ」と言われる理由を知っていかがでしたか?昔から言い伝えられて、迷信じみたことも理由が分れば対策を講じられます。仏壇はどの向きに置いても良いです。そして長持ちさせるには、直射日光に当てないこと、冷暖房機の風に当てないこと、壁との間に隙間を作ることの3つをお勧めします。

当サイトの読み物ページ「仏壇選びのポイント」の「仏壇の置き場所を知る」にも詳しく説明しておりますのでどうぞご覧ください。

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