モダンな現代仏壇が出来るまで②
美しさと丈夫さを兼ね備えた現代仏壇は、どうやって作られているのでしょうか。コラム「モダンな現代仏壇ができるまで 1 」で、木取り・加工・研磨されてから、続きの製造工程をご紹介いたします。
工房の片隅でフードを被った男性が、ひたすら手を動かして作業されていました。ふと見ると、先ほどツルツルに研磨した部材に、刷毛で何かを塗っています。その次に、あまりキレイと言えない布でゴシゴシ。
「どうして、キレイに磨いた部材を汚すのですか?」と聞くと、これは塗装をする前に行なう『目止め』という工程とのこと。
木には、導管という小さな穴が無数に空いていて、導管は、根から吸収した水分や養分を枝葉の隅々まで運ぶための管。言わば、血管のようなものだそうです。『目止め』は、この導管をふさいで表面をなめらかにします。
刷毛で目止め剤を塗った後に、余分なものを布で拭きとると、木目がくっきりと浮かび上がりました。同じ木材でも微妙に色味が違うので、一つひとつ合わせているそうです。その日の天候や木材の状態によって左右されるという、まさに職人技でした。
「どうして、キレイに磨いた部材を汚すのですか?」と聞くと、これは塗装をする前に行なう『目止め』という工程とのこと。
木には、導管という小さな穴が無数に空いていて、導管は、根から吸収した水分や養分を枝葉の隅々まで運ぶための管。言わば、血管のようなものだそうです。『目止め』は、この導管をふさいで表面をなめらかにします。
刷毛で目止め剤を塗った後に、余分なものを布で拭きとると、木目がくっきりと浮かび上がりました。同じ木材でも微妙に色味が違うので、一つひとつ合わせているそうです。その日の天候や木材の状態によって左右されるという、まさに職人技でした。
いよいよ塗装の工程。塗装は表面をコーティングして、現代仏壇を汚れから守ります。体を大きく揺らしながら、万遍なく塗料がかかるように吹き付けていました。塗装と磨きを繰り返して、きめ細やかな仕上げになります。
これは、アルデバランの組み立て前です。キャスターがついた台に一つずつ乗せられて、工房の中をあちらこちらへ運ばれていきます。
先ほどのアルデバランに、扉を取り付ける工程です。アルデバランの扉は、L型をしています。左右の扉で木目が合うのはもちろん、扉の側面と本体の側板でも木目が合うように設定されています。つまり、どの本体にどの扉を取り付けるのか始めから決まっており、それぞれに番号が振り分けられていました。
「ほぼ、特注品みたいですね。」
扉の高さが左右で揃っているのかや、ほど良い固さで開閉するかなど、いくつものチェックを確認ながら、丁寧に組み立てられていきます。
「ほぼ、特注品みたいですね。」
扉の高さが左右で揃っているのかや、ほど良い固さで開閉するかなど、いくつものチェックを確認ながら、丁寧に組み立てられていきます。
最後に面白いほど蛍光灯が並んだ部屋へ案内されました。近未来化学?宇宙装置?など勝手に想像していたら、なんと、検品室だそうです。ここで厳しいチェックを通ったものだけが、現代仏壇として世の中へ送られていきます。
現代仏壇のシンプルなデザインは、一見何でもないように思えますが、一つひとつの工程における丁寧な手仕事が積み重なって生み出されているのだと分かりました。
手に触れるなめらかな感触や扉を開けるときの感覚に、見た目だけでなく「本当にいいもの」を感じてほしい。手間を惜しまない職人さんの姿勢から、想いが伝わってきました。
モダンな仏壇 アルデバラン
現代仏壇のご覧になりたい方は、お近くの「ギャラリーメモリア」へどうぞお越しください。
手に触れるなめらかな感触や扉を開けるときの感覚に、見た目だけでなく「本当にいいもの」を感じてほしい。手間を惜しまない職人さんの姿勢から、想いが伝わってきました。
モダンな仏壇 アルデバラン
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ものづくりストーリー
2016年11月18日
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八木研の広報企画室勤務。働くママ目線で、お客様の役立つ情報を発信していきたいです。