お彼岸のお供えはおはぎ?ぼたもち?

お彼岸は9月20日から26日です。お供えするのは、おはぎ?それとも、ぼたもち?実は、基本的にどちらも同じモノなのです。「基本的に」というのは、うるち米ともち米を混ぜて炊き、柔らかくついて丸めた餅を餡で包んだ和菓子というのは同じですが、お店によって粒餡がおはぎでこし餡がぼたもちだったり、その逆だったり、どちらの名前か決まっていないのです。

そもそも、どうしてお彼岸にお供えするようになったのか、そのルーツと名前の由来をご紹介いたします。
小豆は縄文時代の土器の中で発見されており、古くから日本人にとって大切な食料です。たんぱく質が多くて栄養素が豊富というだけでなく、小豆の赤い色に特別な意味がありました。

縄文時代の土偶や弥生時代の埴輪は、顔に赤い色が塗られています。これは災厄から身を守るためのもので、赤は魔除けの色とされていました。神社の鳥居やお地蔵さんの涎掛けが赤いのも、邪気を払う魔除けだと考えられています。

お彼岸に赤い小豆のおはぎをお供えするのは、ご先祖様へ感謝の気持ちを伝えるとともに、家族に災難が降りかからないようにという願いが込められているのではないでしょうか。
ところで「ぼたもち」は「牡丹餅(ぼたんもち)」から変化したそうです。赤くて丸い形を牡丹の花に見立てて名付けられました。牡丹の開花時期は4~6月なので、春のお彼岸は「ぼたもち」が正解となります。
そうなると、秋のお彼岸は「おはぎ」ですね。秋の七草にある萩の花が、小豆の粒に似ているからだとか。

名前の由来からすると、春は「ぼたもち」、秋は「おはぎ」と使い分けて、季節の移り変わりを感じていたのでしょう。今では一年中「おはぎ」で通すお店が多いようです。ほんのりとピンクに染まる現代仏具も人気があります。伸びやかな曲線が、秋風に揺れて枝をしならせる萩のよう。ぜひ、ギャラリーメモリアで実物をご覧ください。

またギャラリーメモリアでは、進物用のお線香や故人の好物を形にしたローソク、お墓参りグッズなども取り扱っております。どうぞ、お気軽にお立ち寄りください。

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