仏壇のあるリビング

2年前に建て替えたばかりというＮ様のお住まいは、内装をブラック・白・グレーでコーディネートした、スタイリッシュな住空間です。建て替える前の家にも仏壇はありましたが、新しい住まいに合わせて仏壇を買い替えることにしました。

「将来、子供に負担をかけたくないので仏壇はもう不要かなと思っていました。けれど、写真だけに手を合わせるのはやっぱり何か寂しくて…」意を決したＮ様は、ギャラリーメモリアにご来店。息子様とも相談して様々なデザインが候補に上がるなか、お住まいの雰囲気を伺ったスタッフが提案したのは、リビングに設置したローボードにピッタリの「プログレ」でした。





「プログレ」はステンレスの扉と内部のネイビーがモダンなコンパクト仏壇。N様は、これなら部屋にピッタリと、一目で気に入ったそうです。イメージした通りモノトーンで統一したリビング空間に美しく調和しています。



「当初は別の部屋に設置することも考えていたのですが、リビングに置いて良かったです。ここでずっと家族一体でいられる気がします」

以前に亡くなったお父様はとても厳しい方でしたが、Ｎ様は大好きだったそうです。「位牌に彫刻された文字を見ると、今の自分が存在するのは両親や先祖代々の命のつながりがあるからだと感じられます。やはり仏壇って大事ですね」仏壇の周囲に飾られた家族写真やたくさんのお供えから、N様の深い愛情が伝わってきました。



現在は社会福祉施設の運営で多忙な日々を過ごしているＮ様ですが、毎朝出かける前には必ず、家族や施設の職員さん、利用者様の幸せを願っているとのこと。「住まいや仏壇が変わっても、皆を想って手を合わせることは、これからも変わりません」そうまっすぐに語ってくださいました。

時々、お孫様が遊びに来てはリンを鳴らし続けて、ちょっぴり慌てる一幕もあるそう。でもそんな何気ない日常も、きっとお父様が身近な場所で見守っていてくださることでしょう。