浄土真宗の位牌がいらない理由

位牌は故人の戒名、亡くなった年月日、年齢、生前のお名前などが書かれた札です。故人の魂が宿る場所として仏壇にお祀りして、安らかに成仏できることを願って供養します。ところが浄土真宗では位牌を用いません。どうして浄土真宗は、位牌がいらないのでしょうか?その理由を分かりやすくご説明いたします。

どうして位牌がいらないのか

浄土真宗の教えは、信心をもって亡くなれば阿弥陀如来によって救われるというものです。故人の魂は阿弥陀如来にお迎えいただいて極楽浄土へ導かれ、仏さまに生まれ変わります。つまり、亡くなった時点で成仏されるので、遺族が供養したり位牌を作ったりしなくて良いのです。極楽浄土は六道輪廻を離れた仏さまの住む世界です。西方十万億土の彼方にあり、金で出来た大地に妙なる音を鳴らす宝の樹木が並び、池は八つの功徳のある清らかな水に満ちて、美しい光を放つ蓮華の花が咲き誇っているといわれています。

戒名と法名の違いとは

浄土真宗は、戒名の代わりに法名がつけられます。仏門に入るということは、仏さまの弟子になるということです。弟子としての決まりごとを戒律と呼び、戒律を授けてもらったときに与えられる名前を戒名といいます。ところが浄土真宗には、戒律がありません。出家して戒律を守るのではなく、在家のまま仏さまを信心するので法名と呼びます。どちらも仏さまの弟子になった証であることに変わりはありません。

位牌の代わりになる法名軸と過去帳

浄土真宗は位牌の代わりに法名軸と過去帳を用います。法名軸は法名と亡くなった年月日を書いて、仏壇の内側面に掛けて飾ります。向かって右側に両親や直近の亡くなった方を、左側にご先祖様の法名が記されている総法名軸を掛けることが多いです。過去帳は複数の方の法名と亡くなった年月日、年齢、生前の名前をまとめて記すことのできる帳面です。日付け入り場合、日めくりカレンダーのように1日から31日まで順にめくって、故人の月命日を確認することができます。日付けのない場合は、亡くなった順番に記入します。過去帳はカラフルなものや寄木細工などあり、過去帳台(見台ともいいます)に乗せて仏壇のなかに置きます。

モダン過去帳 ミュラー

ギャラリーメモリアでは、モダンな仏壇にコーディネートできるおしゃれな過去帳を取り揃えておりますので、ぜひご覧ください。また、最近は「浄土真宗だけど位牌を作りたい」という方が増えています。他の宗派と比べると故人を身近に感じるものがなくて、もの足りない気持ちになるのだと思います。浄土真宗の真宗高田派や地域によって位牌を用いることがありますので、お寺さまにお確かめください。

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