お供え花の素敵な飾り方

「お供えには、どんな花がいいの?」「どうすれば、キレイに見える?」と、ご質問をいただきました。お供えの花は、いわゆる“仏花”じゃなく、季節の花で結構です。故人がお好きだった花を、素敵に飾ってあげましょう。モダンな仏壇に似合うフラワーアレンジをご紹介いたします。

お仏壇が大きい場合は、内部の空間が広いので、背の高い花を中心に飾ってバランスをとります。ガーベラのように、華やかでスッキリと茎の延びた花がぴったり。高さをつけた花と対照的に、花瓶の口周りは低めにして三角形をつくりました。少ない花の数でも安定感のあるフラワーアレンジです。
上置きタイプのような小さい仏壇は、丸いフォルムがかわいいラウンドに。お供えの花が、まるでブーケのようですね。
ナデシコやミニバラ、ミニカーネーションなど小さな花を選んで、ころんと丸い形にまとめます。背の高さを抑えると、後ろの掛軸も見やすく、圧迫感がありません。着色されたカスミソウのドライフラワーを取り入れれば、華やかさもアップします。
「どの花にすればいいか、分からない」とお悩みなら、仏具と同じ色の花を選びましょう。

白とピンクの水玉模様が織りなす夢見草に、マーガレットを白とピンクで合わせました。花立だけでなく、他の仏具とも共鳴しあって、お花畑のような明るいイメージになります。

モダンな仏具   夢見草



夏は、暑くて水の痛みやすい季節。昔から、花を長持ちさせるには、十円玉を入れると良いとされています。それは、十円玉から銅イオンが溶け出て、細菌の発生を防ぐからです。十円玉は新しくてピカピカのものを使います。繰り返し使っているうちに色がくすみますが、酢を付けた布で磨くと元に戻るので、試してみてください。

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八木研の広報企画室勤務。働くママ目線で、お客様の役立つ情報を発信していきたいです。