Relax2022catalog
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2日本に最初に温泉宿ができたのが、およそ1300年前の飛鳥時代(慶雲2年)と言われています。以来、時代とともに日本中に温泉を核とした宿場町や旅館が生まれ、人々の癒しの場として今尚親しまれています。旅館の醍醐味はやはり和を基調とした庭や建物、畳の間、調度品に至る設えに始まり、温泉、食事など、ただ単に宿泊するのを目的とするのではなく、訪れた人々に日本の風景を「おもてなしする場」と私達は考えています。「伝統と革新」近年、伝統的な和の設えに洋をミックスさせた「和モダン」というスタイルを取り入れる動きが出始めています。これは装飾的な事だけでなく、使い勝手などといった機能性も含めた捉え方で、住宅のみならず公共の空間でも見受けられるようになりました。これは現代人への配慮から出始めた事象ですが、近年では年配の方々や外国人からの要望もあるように思います。しかしながら旅館や寺院などに目を向けると、まだまだ古いスタイルが多く見受けられ、「おもてなし」という側面から見れば、改革の時期にあるように思います。様々な和の空間には、まだまだ変えられる余白があると私達は考えています。伝統を継承しつつ、いかに現代的な要素を取り入れて革新させて行くか。全てはお客様を迎え入れる「おもてなし」の心にあると私達は信じています。日本の和の空間の新たな風景を目指して、私達は「Relax Story」を深めていきたいと思います。Relax Story

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