日本人は仏教が伝わるずっと前から住まいに棚を設けて野花を飾り、先祖の霊を招いて祀っていました。民俗学者の柳田國男氏はそれを「魂棚」と呼び仏壇のルーツと提唱しています。時を経て、祈りの文化は仏壇に代わり脈々と受け継がれました。誰しも大切な人を亡くしたら自然と手を合わせる気持ちになると思います。現代仏壇は魂棚をコンセプトに、想いのまま向き合える祈りのスペースを過去と現在、そして未来へ紡いでいきます。たまだな003はじまりは魂棚から
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