ホオズキとお盆

夏の風物詩といえば、赤い実をつける“ホオズキ“があります。
果実の皮を風船のようにして口で鳴らす遊びをする事から、「頬を突く」が変化して「ホオズキ」となったという説もあります。

可愛らしい見た目から長く愛され、鑑賞用として使われる事も多いのですが、食用でもフルーティにとても美味しくいただけます。

ホオズキは「鬼灯」とも書き、盆花としてご先祖様を迎え入れる為の自然界の盆提灯として供えられています。

「鬼」とはご先祖様の魂を意味します。

草地の中で熟れる真っ赤な実が、ポッと人魂が浮いているようにも見えたのでしょうか。まさに、お盆にはピッタリの花ですね。

盆飾りの提灯や灯籠と共通している所は、「明かりが灯る(灯ったように見える)」事と「中が空洞」という事です。

 
お盆では、提灯や灯籠、ホオズキを玄関やお仏壇の周りに飾ります。

ご先祖様の霊はその灯りを目印にしてお里まで帰ってくると言われており、亡くなった方は体がありませんので、「中が空洞」になっている提灯や灯籠、ホオズキに身を宿して過ごされると考えられているのです。

ご先祖さまへの気配りと気持ちがこもった、日本人らしいおもてなしですね。

ご先祖様がホオズキに身を宿している所を想像すると、なんだか温かい気持ちになります。

色の変化も美しく、どこか哀愁も感じる、日本人にとっては特別な植物です。

 
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